2017年9月4日月曜日

またまた詐欺メールが届く、架空請求?



こんにちは、kawkawです。

私は仕事柄、たくさんのメールを受け取ります。
もちろん、Yahoo mailやGmailも使っています。

電車での移動中にスマホでメールチェックをすることが多いのですが、
目に飛び込んできたのは「債権移行通知」なる件名。

フリーメールに届いたので、まずは確認。
今回は、「行政書士」から届きました。
というより、行政書士を語ったといった方が良いかもしれません。

私は今までにもたくさんの詐欺メールを受け取っているので、断固としてネット詐欺反対!

このブログをご覧の方にアドバイスもあるのですが、まずは来たメールを掲載します。

以下、一部●●を使用し伏字にしています。

*********************************************************
債権移行通知

平成29年9月1日

債権譲渡通知会社(運営会社)
DTI ●●rvices, Inc.
(以下「DTI」または「当社」) 
通知人
 スト●●ジック・●●ジョン・●●シアティブ株式会社
St●●gic De●●on Ini●●ive, Inc.
     担当行政書士 竹●●弘

冠省
早速ですが、当職は、債権譲渡通知会社より依頼を受け、行政書士法第1条の3第2項に基づき、本書面を作成しましたので、送付致します。

当社は、貴殿に対し有料コンテンツの未払い金の弁済方法を以下のように定めて貸し渡しました。

すでに相当な期間が経過しているにもかかわらず、貴殿からは未だ全く返済がなされておりませんし、誠意ある回答どころか、居所も明かさず、着信拒否をするなど、現在まで、何らの連絡すらされないままとなっており、当社の善意を踏みにじる、あまりに不誠実な態度であると言わざるを得ず、当社は貴殿に対して、強い憤りを感じております。
有料コンテンツ登録データ、有料コンテンツ使用のデータ等、証拠はすべて揃っております。
つきましては、今般、当社は貴殿に対し、本書面を以って、以下のとおり申入れ致します。
 つきましては、今般、当社は貴殿に対し、本書面を以って、以下のとおり申入れ致します。
【要求】
1 有料コンテンツ運営会社に対しての未払い金を、本書面到着後3日間以内に支払い請求を通知致します。
2 期日の猶予を希望する場合には具体的な返済可能期日を文書にて回答下さい。
3 本件が解決するまでの間、回答や連絡事項はすべて書面のみといただき、電話・メール、手紙、訪問、その他、方法の如何を問わず、直接の折衝はご容赦下さい。

なお、もしも弁済意思があり、分割払いを希望されるという場合には、新たに連帯保証人を用意され、公正証書の作成する、などの適切な保全措置を講じることを条件として、検討する用意があることを付記します。
ただし、上記期間内に送金がなされず、何等の誠意ある回答も頂けない場合には、弁護士に一任の上、訴訟や仮差押え、その他の法的手続に移行する覚悟でおります。
また、訴訟の場合には、別途、遅延損害金や訴訟費用等も付加されることになりますので、ご承知おき下さい。
早々

※ こちらの通知内容に見覚えがない、現状こちらの有料コンテンツのご利用がない方、今後ご利用をされない方、有料コンテンツの登録はしたけれど実際にご利用がない方は会員削除申請を運営会社に提出及び和解申し立て、交渉いただくよう協力いたしますのでお早めにご連絡ください。
                 以上

■■■■■■■■■■■■
お問い合わせ
スト●●ジック・●●ジョン・●●シアティブ株式会社
St●●gic De●●on Ini●●ive, Inc.
     担当行政書士 竹●●弘
電話番号 03-●●07-2741
■■■■■■■■■■■■
*********************************************************

とここまでです。

こんな輩は、個人情報保護なんて概念はなく、伏字を使いたくなかったのですが、同名の会社や同姓同名の方に迷惑がかからないよう配慮しています。

またスマホで見ておられる方は、誤って電話番号をタップして電話をかけてしまうことに考慮しています。

スト●●ジック・●●ジョン・●●シアティブ株式会社は実在するまともな会社です。
あくまで利用されているようです。

最近は詐欺業者もかしこくなって行政書士を語りだしたのでしょうか。
同姓同名で「竹●●弘」と言う方がおられたら、この上ない迷惑ですね。

まずは、この類のメールを受け取ったら、あせって動かず落ち着くこと。
この時点で、相手はあなたの顔や住所を知りません。

おかしな点にたくさん気づきます。


l 送信元のアドレスがやたらと長い
  • 普通の企業や団体なら、ドメイン名はできるだけ短く、覚えやすいものにしたいはず。まずこの点で最初の疑問。

l 有料コンテンツ運営会社に対しての未払い金
  • 本文内に有料コンテンツ運営会社と書かれているが、どの会社で有料コンテンツの内容やURLが記載されていない。

l 相手への連絡方法

本文には・・・
  • 2 期日の猶予を希望する場合には具体的な返済可能期日を文書にて回答下さい。
  • 3 本件が解決するまでの間、回答や連絡事項はすべて書面のみといただき、電話・メール、手紙、訪問、その他、方法の如何を問わず、直接の折衝はご容赦下さい。
と書かれています。

じゃ、どうやって連絡するの。
あせらして、メール返信やメール末尾の電話番号に連絡させる気でしょう。


l 今回のメールへの対応

あなたに情報をお伝えしたあとは何もしません。しいて言うならこの後ゴミ箱にポイで無視します。
不安を煽って、いわれのない請求をする行為は断じて許せません。

もし、督促メールが何度も来たり、住所や電話番号を教えてしまった、お金を振り込んでしまったと言う方は、近くの消費生活センターや警察に相談してください。

各地の消費生活センター
都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口等一覧


l 詐欺メールなどの迷惑メールを受信したら

詐欺メールや広告メールなどの迷惑メールを受け取ったとき気をつけたいポイント

焦らない
相手は「いつまでに振り込め」とか「示談」などと称して、早期の連絡を促してきます。
メールに固体識別番号やIPアドレス、プロバイダーが書かれていても、相手はあなたの住所や顔、もちろん家族構成なんてまったく知りません。プロバイダーも犯罪に加担することはないので、個人情報は守ります。
まずは、落ち着きましょう。

情報収集
私は、詐欺メールが届きだした頃は、ネットでメールに記載されている「電話番号」「担当者」「銀行の口座」などを調べました。
今はあまり気にしていないので、今回のような機会が無いと調べることは少なくなりましたが。
ネットで調べると詐欺や迷惑メールの情報提供者や専門の情報サイトもあるのでGoogleで検索してください。詐欺や迷惑メールの場合、何か情報が得られます。

返信・連絡はしない。
相手の目的は、あなたの情報を得ることです。
あなたの個人情報やメールの反応を教えるべきではありません。
メール返信すると、反応があるとみなされ、他の業者からもメールが来る可能性があります。

特定電子メールの送信の適正化等に関する法律。
概要に関してはこちらの記事をご覧下さい。
総務省において平成14年4月に「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」が定められています。
送信者情報を偽った送信の禁止、原則としてあらかじめ送信の同意を得た者以外の者への送信禁止、送信を拒否した者への送信の禁止などのルールが定められています。
もちろん守らなければ犯罪です。
詳しくは総務省の電気通信消費者情報コーナー・迷惑メール対策にも掲載されています。

会社やプロバイダーのメールアドレスに届く。
いくら無視を決めようとしても、1日に何十通の迷惑メールが届くのはやっかいなものです。
私の場合、ある情報サイトに誤ってプロバイダーのアドレスを登録し、その翌日から出会い系のサイトより、多いときは1日100通以上もメールが届きました。

その情報サイトが原因とは言い切れませんが、安易にプロバイダーのメールアドレスで登録したことを後悔しました。

アドレスを変えることも考えたのですが、「こんな業者のために、なぜアドレスを変更しなくちゃいけないのか」と腹が立ってきました。
何十通と届くので、メールの件名や本文の中から共通するルールを判断し、メールフィルタで迷惑メールと判定するようにし、定期的にフォルダを空にしてました。
今はかなり少なくなったようです。

今は殆どのプロバイダーがWebメールに対応していますし、迷惑メールの拒否機能もあります。

それでも対応できないようでしたら、消費者庁の消費相談窓口、電話番号188(いやや)に相談してみてください。

個人的に反撃をされる方がいることや、方法も知っています。
関係機関に通報はしても、反撃行為は建設的ではありません。関わらないことです。相手のシステムをダウンさせたところで、しょせんはいたちごっこです。



l フリーメールの活用

私は動画やホームページの情報を見たり、懸賞応募やアンケートするのにメールアドレス登録が必要な場合、必ずフリーメールを使っています。
もちろん、いかにもうさんくさいところには登録しませんが、どうしても知りたかったり、実験する場合は登録します。
ほしい賞品が当たる場合はもちろんです(笑)

GmailやYahoo mailには少し気の毒ですが、フィルタリング機能やアカウントの切り替えも容易でスマホでの使い勝手も便利なので、私はヘビーユーザーです。
個人的に、GmailやYahoo mailは迷惑メールの判定率も高いと感じてますし、迷惑メールになった理由も見れるので重宝しています。

先に書きましたように、懸賞サイトやポイントサイトに登録するときも基本的にフリーメールです。
フリーメール禁止のサイトは、わかった時点で登録をやめてます。

本名が必要なときは、わざと名前をカタカナにしたり、違う漢字を使ったりしています。
迷惑メールに名前が書かれている場合、どこから漏れたのか予想できるのでこうしています。
少しやりすぎでしょうか(笑)

サイトによっては応募者に「メールマガジン」を配信するところがあります。
私の場合、ほとんど「メールマガジン不要」にチェックを入れています。
もちろん最新情報やキャンペーン情報など必要なメルマガは取っています。
ただし、メルマガ配信を希望することが条件のサイトは面倒くさいので利用していません。

メルマガを取った方が懸賞に当たりやすい」ということはありません。

仮にそういうサイトがあったとしても「厳正なる抽選」ではありませんので、「メルマガ不要」に対応していないサイトは応募する必要もありません。

SMS認証(スマホや携帯へのショートメール)が必要なサイトは原則登録しません。
GoogleのGmal設定など信用のおける場合のみ使っています。
ただ、今ではSMS認証しないと利用できないサービスが増えつつありますので、注意しながらSMS認証も使っていこうと思っています。

*******************************
9月23日SMS認証について追記
SMS認証については利用頻度が高くなってきました。
詳しくは、2017年9月23日に投稿した、
2017年9月23日SMS認証は危険か?SMS認証は使っていいのか?
をご覧下さい。
*******************************

最後に、基本的なことですが以下の内容は注意してください。
「見に覚えがない請求メールは無視」
「画像はブロック設定しておき、必要に応じて表示させる」
「知り合いからのメールでも添付ファイルはウィルススキャンしてから確認」
「SMS認証は運営者を調べてから」
「サイトの登録前にネットで評判を見ることをオススメ」
「フリーメールを活用するのがオススメ」


ネットは便利な反面、セキュリティの設定状況や本人のセキュリティ意識が低いとリスクは高まります。
セキュリティ対策をしっかりしておき、個人情報の流出に対し、高いセキュリティ意識を持っていれば、その分リスクは減ります。


お使いのOSやスマホ・携帯のキャリアから最新のセキュリティ情報が発表されているはずです。
ぜひ確認してください。

ネットはたくさんの有益な情報を知ることが出来ます。
有益に使えるよう、迷惑メールや詐欺サイトに気をつけ、落ち着いて対応し、上手に活用してください。


迷惑メール第2弾は「世界から届く迷惑メール」の記事をご覧ください。

>>> ”まじめなネットビジネス”一覧はコチラ


 kawkawへのお問合せ




kawkawkit