2017年9月10日日曜日

本物のフリーマーケット出店者側と主催者側のお話、お得な情報ではありません

こんにちは、kawkawです。



今回は番外編と言う事でリアルなフリーマーケットのお話です。
何かのヒントになればと書いていますが、まじめな情報であることは間違い有りませんが
「お役立ち情報」や「お得な情報」ましてや「ネットビジネス」の情報とそぐわないお話です。

l 退職後の生活

私は十数年サラリーマンをしていたことは、どこかで書いたと思いますが、退職後はすぐに就職せず、セミナーやパソコンスクールに通っていました。
もちろん退職前から始めていたヤフオクは継続しています。

基本的に土曜、日曜、祝日は完全なオフ。
平日も拘束時間は3時間から5時間程度。
セミナーやスクールが終わった後は、知り合った、起業したい者があつまり情報交換会と称して、よく飲みに行ってました。

最初のうちは新鮮な話も聞け、刺激も受けたのですが、メンバーが固定化されてくると、段々と普通の飲み会になってきました。
それはそれで楽しかったし、今もそのときの友人と会ったりもします。

でも当時は働いていないので、唯一の収入であるヤフオクの売り上げの中から交際費を工面しており、交際費がかさむ時は貯金を持ち出していました。
長時間の飲み会は時間的にも厳しいものがありました。飲み会の回数も減らし、空いた時間を次のビジネスの実験に使うようになりました。

土日祝は完全なお休みなので、以前から友人の手伝いをしていたフリーマーケットに参加し、他の出店者と情報交換したり、お客さんとの値引き交渉の中で、どうやりとりすれば満足してもらえ、高く売れるか研究していました。

最初は不用品を売っていたのですが、1日に3万円程度売れればいいほうでした。
もっと売り上げを伸ばしたいと言う気持ちがあり、売上金を新しい商品の仕入れ代金に回しました。
他の出店者とは仲良く情報を交換していたせいもあって、色々な仕入先を紹介してもらいました。

「おもちゃ問屋の社長」「アパレル関係の倉庫の社長」「安売り店の社長」「貿易関係の会社」「通信機器会社の社長」など、どれも一癖二癖ある方ばかりでしたが、私にとって仕入れのやり取りはすごく刺激的で、楽しいものでした。
何回も取引していくうちに「支払いは売れてからでいいよ」と言って下さる社長も。



l 最初の仕入れ

まず最初は「おもちゃの問屋」の商品を仕入れました。
その会社では、既に古くなった長期在庫品や、流行らなかったおもちゃ中心に仕入れ。
問屋さんにとっては少量でも、結構な量です。2tトラックを借りて一気に積み込んでもらいました。

仕入れ価格は定価の20~30%程度、それをフリマで定価の30~50%程度で販売しました。
長期在庫商品といっても誰もが知っているキャラクターで高価なものがあったので、個人的には販売に向けてワクワクです。

学生の頃、小売のアルバイト経験もあったので、客寄せ商品は利益を薄くし店頭へ、もう手に入らない珍しいものは目立つように車の上にディスプレイします。

フリーマーケットは主催者に事前に出店料金を振り込むことが必要で、販売する場所に車を入れられる、大きさが6m×4m程度の大きさで6,000円、小さないわゆる「手持ちブース」が3m×2m程度の大きさで3,000円だったと記憶しています。


私はずっと車用のブースで出店していたので、経費は、

出展料 6,000円
昼食代 1,000円
ガソリン代 1,000程度
**************
合計8,000円程度

飲み物は持参していたので、後は自分の人件費です。
これが出店日の経費です。
もちろん仕入れ代金は別ですが。


話がそれましたが、激安おもちゃ屋さんのフリマ店の開店です。
場所は大阪の南港や万博公園、りんくうなどが主体です。
一番気になったのは天気です。雨がひどいと中止になります。主催者から返金はなく、次の出店料にあてられ、その日は何もすることがなく店じまいです。

あらかじめ調べておいたのですが、フリマは小さな子供連れの方が多く、最初におもちゃを選んだのも、そういう理由です。

開店して間もなく、お客さんの来店。不思議なもので人が来て、商品を見てると他のお客さんも増えてきます。
目玉の商品は300円!これはかなり売れました。値引きを言ってくるお客さんの対応が大変でしたが、フック商品は利益が薄いので値引きはできません。
とりあえず「まけて」と言って安くなれば儲けもの、と言った大阪人の文化なのでしょうか、一度は安くしてと言われます。
値引きをしないと中には帰る人がいましたが、殆どの人はこちらの言い値で購入。
まとめ買いの人に少しサービスした程度です。

人が集まってくるとどこからか「懐かしいなあ」の声が聞こえます。
一番ターゲットにしていたおじさん達です。自分の子供の頃に遊んだおもちゃが新品で目の前にある。金銭的にも少し余裕がある。そのおじさんを待ってました。
「にいちゃん、それいくら?」の質問に答えると、案の定「まけて」の一言。
私もそれを見越して値段を言っているので、値引きをすると「ありがとう」と喜んで買っていただけました。

お客さんが喜んで買って、売ったこちらも喜べる値段です。
何か物販の楽しさや喜びを感じました。

商売としてシビアに考えると、私の車は軽四のワンボックス。
おもちゃは結構かさばるので、上手く積まないと量が積めません。
おかげさまで、終了間近にタイムセールをしたせいで、殆ど完売の状態が続きます。
でももっと車に積むことができれば、売り上げも上がるのにと、リアルな機会損失を感じました。


平日は仕入れの時間です。
最初に仕入れたおもちゃがなくなって来たので、売り上げを元に次の仕入れです。
おもちゃは、かなりかさばったので次は「アパレル関係の倉庫」から
レディースのTシャツを仕入れました。
余談ですが、アパレルの倉庫業の社長に聞くと、メーカーの商品が不良在庫になって倉庫会社が買い取ることも少なくないそうです。

仕入れた商品は全て小売店からの返品です。委託販売という形で小売店に販売していた商品で、在庫になれば返品扱いになります。
私はその中から、袋入りの商品を探しました。少し整理すると普通の新品の状態です。

また、ファッション業界は季節を先度って販売しますよね。
皆さんも経験があるように、8月の暑い頃、デパートや服屋さんに行くと既に店頭は秋物で、夏物は売れ残りのバーゲン品ばかり。

フリーマーケットをしている私にとっては大助かり。
さっそく夏休みのフリマで販売。

仕入れた商品は全てアメリカ製。色も目立つ色が多く、フリマには最適です。
出店前にする作業は返品商品の値札取り、結構安い価格で販売されていましたが、販売している小売店は私も知っている、ちょっと年齢層の高いお客さんが多いチェーン店だったので客層には合わなかったみたいです。

とにかく、袋入りの新品アメリカ製Tシャツを仕入れ予算を下回る価格で入手できました。
フリマの安いTシャツ屋さんは中国製が多く、勝負になると思い、大きく
「アメリカ製のTシャツ、Made in USA」が目立つようにポップ作り。
今回は車の上にポップを付け、商品は棚(台)の上に並べる予定なので、コンパネを購入し棚作りです。今回の経費は


出展料 6,000円
昼食代 1,000円
ガソリン代 1,000程度
棚代 約4,000円程度
**************
合計12,000円程度


前回より高くついてますが、棚は後々使えますので今回の経費に計上。
商品の利益率は50%を考えています。


当日、若い女の子のグループやカップルに売れました。
女性向きということもあり、私の彼女にも付いて来てもらいました。
安いもので300円、高いものでも1,000円で販売。売れました、ほぼ完売。
安い商品は一人で何枚も買ってくれるので客単価は1,000円程度。
南港でも万博でもりんくうでも売れました。
軽の箱バンに満載で何度か仕入れさせてもらいました。

とにかく複数買ってくれたお客さんと、何より安く仕入れさせてくれた倉庫の社長に感謝です。


仕入れ用の代金も増えたので、次は貿易関係の社長とコンタクトを取りました。
紹介してもらってから、何度か食事に誘っていただいていたので、コミュニケーションも良好です。
次の目標はかさばらず、販売単価が2,000円から3,000円の商品の仕入れです。

当日貿易会社に言ってみると、高そうな陶器やガラス製のコップを進めていただいたのですが、割れ物は避けたいところ。他に物色していると社長から声がかかり、付いていくと腕時計でした。
正直高くて仕入れられないかなと思っているとエイズ撲滅キャンペーンで有名歌手とBOY LONDONがコラボした商品です。一品づつブランドロゴの入ったアルミっぽい箱に入っておりギャランティカードも付いた正規品です。

定価は20,000円と思いのほか安く、商品の性質上店頭でもセール対象にもならず在庫過多で、処分商品だということです。

私の仕入れ条件にピッタリです。
しかし、かなり安くしてもらったとはいえ、今までで一番高額仕入れ。
先方の社長に「今回の仕入れ分が売れたら次の仕入れもするので、できればフリマの開催日が終わるまで在庫にしておいてもらえないでしょうか」と思い切ってわがままを言ったのですが、快く了承。と言うか処分商品で営業マンも販売に消極的なので、体勢に影響がなかったのでしょう。
おまけにBOY LONDONの販促用の店に飾るブランドロゴの入った看板のようなものまで頂きました。


今回の商品は今までと比べ高いので、販売用に棚に敷くベロアのような生地を購入しました。


出展料 6,000円
昼食代 1,000円
ガソリン代 1,000程度
生地代 約3,000円程度
**************
合計11,000円程度


これが今回の準備にかかった経費です。
時計自体はユニークな形をしたクォーツや珍しい手巻きや自動巻きタイプまで様々なアイテムです。

開店後、しばらくしてヒマそうなおじさんが現れました。
本当にヒマつぶしでフリマに来ている様な感じです。今回は各時計をコーナー分けし、プライスカードを大きめに置いています。1,980円から5,000円です。
もちろんエイズファンデーションのことや販促グッズも忘れてません。
おじさんは少し手に取った後「これちょうだい」と話もなしに値切りもせず買ってくれました。

お客さんは殆どおじさんで、特に手巻きタイプの人気が高く、お昼過ぎに手巻きタイプは完売です。
その後もおじさんが来ることが多いので、急遽「手巻きタイプ完売、次回仕入れまでお待ちください」と新聞チラシの裏に手書きで手巻きコーナーの上に貼りました。

私はいつもフリマの開店前、デジカメで売り場や商品を撮っていたので、それを見せると
「これはいくらや」「今度はいつ出すの」「携帯の番号教えて」「連絡してきて」など手巻きタイプが人気です。

次の日、約束通り貿易会社の社長に次の仕入れをお願いしました。
今回は手巻き中心と言うか、ほぼ手巻きタイプです。

次のフリマの日がやってきました。必要経費は前回と同じです。、
前回の告知が少し効いたのか、連絡のついたおじさん達が来てくれました。
値切りはしない、約束の日に来るわで私にとって本当にうれしいお客さんです。

秋晴れで天気もよく客の入りも良かったせいか、この日は過去最高の売り上げ、30万円を突破しました。
これならフリマで十分飯食っていけるな。小売店を出そうか。なんて考えましたが、
出店者がこれだけ儲かるのだから主催者はもっと儲かっているのだろうと、そちらに興味が湧きました。



l フリーマーケット主催者に転身

生活の為、ヤフオクとフリマ出店を続けながら、まずはどこかでフリマを開催したいと仕組みや場所の物色を始めました。

仕組みは何度となく出店していたので、ある程度わかっていましたし、場所は大阪の北部で野球のグランドを借りることができました。
そこからが大変多忙になります。

まず主催者としての名前決めやハンコ、銀行口座の開設、業務をある程度わかっているフリマ経験者のスタッフ募集、事務所的な場所と電話の開設、そして必要機材の購入、チラシの準備など。
予算は100万円です。
スポンサーが付いてさらに広げようとしましたが、結局スポンサーは付かず、何とか100万円でやりくりすることになりました。

幸いなことにフリマで知り合った人たちに宣伝の連絡をすると、「おもしろそうだからスタッフ側で手伝う」と言う人があり、ほぼボランティアで交通費と昼食代の負担くらいで済みそうです。
その他のスタッフは友人や友人の会社の若い子達。
予算が厳しい折り、これは大変助かりました。

ブースの価格は3m×2mで2,500円です。
借りた場所がグランドなので車を入れることができず全て手持ちブースです。
チラシは安くできるように、A4サイズの黄色の紙に黒一色で印刷。
出品者の募集とフリマ開催のお知らせを兼ねた内容です。
チラシの配布は自分たちで夜にポスティングしました。

余談ですが、ポスティングは結構体力を使い、夜だったので不審者と間違われたりと少しつらかったですね。


運よくチラシを配った場所が良かったのか、次の日から出店に関する問合せ電話が入ってきました。申し込みもあり、ブースの店割り表と出店証を作成するのに追われました。
出店スペースが狭いことと、価格も安くしたせいか、一人で複数ブースを借りる人もあります。


また知り合いに酒屋さんがいましたので、当日飲み物とカップラーメンの販売を頼みました。
売れた金額の歩合で、こちらにも手数料が入ります。

出店者からの入金も確認でき、前日に準備も完了。
あとは当日を待つばかりです。


当日は天気もよく、早朝から家族連れで出店者も来ました。
車を入れることができないので、少し早めにこられる方が多い模様。
とうとうオープン。
オープン時は来場者も多く、地元のFM局の取材を受けたりと滑り出しは上々です。

ところが昼近くになると、来場者が少なく、出店者からは「人が少ないな」と言われる始末。
急遽近くの駅で宣伝したのですが、あまり人は増えません。
それでも終了時には、出店者から「ありがとう」と言われることも少なくありません。
ホッとしたものです。

やはり、チラシ代を節約しようとして、来場者への期待度が高まる内容にできなかったこと。
マスコミへの告知が不十分だったこと。
ついでで来場される場所ではなかったこと。
反省点はいっぱいです。

特に宣伝に関しては、自分達本意の立場になっていたことを痛切しました。
ネットも同じですが、人の目に触れ興味をひかなければ結果は出ません。
いくら頑張っても結果が全てです。

とにかく終わってからの収支はマイナス30万円程。
スポット開催ということと実験をかねていたので、自分としては想定内でした。


宣伝の重要さや、お客さん目線にたった内容、経費のかけ方のバランスなど、普段ではできない勉強をさせてもらいました。
またユーザーとキャリアのそれぞれの難しさも少しは勉強できました。
ネットでの運営者が購入者へのワクワク感とサービスの提供、出店者の販促とサポートに力を入れるのがよくわかります。


ただし、これでめげないのが私の性格で、頭の中は次の開催のことに切り替わっていました。



l 大阪から四国に遠征

大阪での開催を考えたときから、当たりを付けていたのですが、サラリーマン時代の取引先の社長が四国に土地を持っていました。

3,000坪の土地に100坪の倉庫が付いてます。
賃貸のお話にうかがうと、昔は自社でつかっていたが今は遊んでいるので、固定資産の税金がまかなえるならと破格の条件。
もちろんその場で仮契約をさせていただきました。

追加条件は土地に水溜りが多く、雑草もかなり生えているので、それを整地することでした。

土地は少し前に確認しているので、追加条件に関して問題ありません。
さっそく大阪の知り合いの業者に見積もりを依頼しました。
重機をいれなくては整地できない部分を補修すると言うことで、人数も少なく済み、出張費用を合わせても知り合いと言うこともあり、地元業者より安くできます。

雑草は草刈り機を2台購入し、スタッフで草刈り、あとは地元のシルバーセンターに草刈を依頼しました。
スタッフは重要な役目だけ大阪のスタッフで、あとは学生の現地採用です。
売り上げの歩合を渡すということで、私が中学生の頃から知っている、数店のチェーン店オーナーが面白そうだと出資してくれました。
そのオーナーの事務所に電話を引かせていただき、社員の方が対応してくれるので大助かりです。
自己資金とあわせると、準備、仕入れ、2ヶ月程度の運営費はまかなえそうです。

なぜ仕入れが発生するかと言うと、100坪の倉庫を1棟、大阪でできた格安の仕入先の商品を販売するためです。
実績はあったので、私としては保険のつもりです。

開催にあたっての告知は、出店者と来場者をわけたチラシを作り、広告会社に商圏となりそうな地域の世帯数を調べてもらい、広告会社経由で地元の新聞折込にします。
また地元の情報雑誌などのマスコミへの連絡を始めました。

情報誌は先方も助かるとのことで、タイアップできたのはこちらも大助かりです。
また開催地には大きな看板で告知をしました。
場所は少し離れたところに大型の量販店があり、開催地の前の道路は人や車も少なくありません。

競合もしらべましたが、遠く離れた駅近辺で、不定期にバザー的な小規模のものがあるだけ。

開催は初夏。準備も告知も上々です。
出店スペースは車を入れることができるスペースで4,000円です。

新聞折込を入れた翌日、期待していたほど問合せがありません。
時折電話が鳴りますが、出店の即決が少なく、システムを説明するのに時間がかかりました。
また、先にお金を振り込んで大丈夫?当日支払いにして欲しいという方も複数ありました。
いくら告知をしていても、名前も聞いたことのないところにお金を振り込むのは不安です。
「フリマ」を知られていない土地で、開催を重ね地道に実績を作って行くしかりません。

地道に実績を作ると言う点は、リアルビジネスでもネットビジネスでもまったく同じです。

「フリマ」の存在を知ってもらう為にはは2ヶ月程度はかかると思っていたので、少しリラックスして開催の準備を粛々と進めていきます。


なんとか6割~7割程度は出店者が決まりました。

そしてオープンの日が来ます。
開場前には既に来場客が待っています。来場者の誘致も苦労するかと思っていたら、昼になっても客足はおとろえません。
前の道路は渋滞し警察まで登場する始末。駐車場も満車で小さな事故も複数ありました。
いくら「駐車場での責任は負えません」と書いていても、終了後には警察から代表者として呼び出しを受けました。渋滞が考えられるなら事前に警察へ連絡するということと、駐車場内の事故のことです。(余談ですが)


倉庫で販売したアパレル関係や腕時計は売れました!
近くの量販店と比べると半値以下、地元の人にとっては驚きの様子。1日に何度も来る人もあったそうです。

「そうです」と言うのは、私は仕入れはしますが、販売に関してはノータッチ。
出店者からクレームが出そうですもんね。

でも地元の方の購買意欲の高さは驚きです。
ネットビジネスにはないオフラインの醍醐味ですね。



初日が終わり、スタッフ全員で打ち上げ&反省会。
出店者は素人の方が少なく、業者の方が殆どで、価格も店頭価格の値札のまま販売している方が殆ど。
来場者は珍しく見ていくが、購入までには結びつかない模様。

そこで来場者に向けて、格安販売のお願いをしたり、現地で興味のある方に「フリマで売れるものは」的な説明会をさせていただきました。

2回目の開催は2週間後です。

新聞折込で出店者向けのチラシには、2回目の開催も告知していましたので、ある程度は申し込みがあります。と言っても半分以下ですが。

ただ嬉しいことに、1回目の開催のときに地元の情報紙の記者さんが取材に来られた記事が掲載されました。もちろん写真付です。
また、近所で「素人さん向け」にチラシを配りました。

何とか出店者も増え、2回目の開催。
天気予報は雨。嫌な予感は的中しました。夜半からの雨で会場はぬかるんでいます。
雨は開催時間になってもやむ気配がありません。


私は大阪で出店者だったとき、雨で次回開催に繰り越されることが嫌で、主催者となった今は出店者の方には返金することを約束しています。

当日は雨の中、来られた出店者の方に返金をしました。
これはオフラインで野外ならではのウィークポイントですね。

次の開催日はイチから申込者を募集しなくてはいけません。
運が悪いのかこの年は台風が多く、半分程度は中止になっています。
出資者には事前に説明していたので何も言われませんでしたが、売り上げ歩合が少なくなり申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

100坪倉庫の激安店は、開催がなくても毎週日曜日はオープンしてますので、何とか補填の足しにはなりました。


フリマの主催者という事業単体で見ると、少しづつ赤字になり、季節は冬が近づいてきました。
冬になると寒さもそうですが、風が強く屋外でのフリマは厳しいものがあります。

ただこの頃は、格安商品の仕入れも増え、掛け率を安くしてくれたり、掛売りも可能になっていたので、商品によっては京都や神戸の小売業者に卸売りを始めてました。
また仕入れ商品の一部をヤフオクに出すこともしていました。

ヤフオクに興味のある方は、
オークションって儲かるの?」の記事をご覧ください。


少し寒くなってきた開催日の日、スタッフから不動産屋さんが来ていると呼び出されました。
倉庫の中で会うとかなり年配の男性で少し派手なスーツを来ています。
用件を尋ねると「代表はあんたか?携帯の番号と四国での連絡先を教えて欲しい」とのこと。
かなり不審だったので、貸主の社長に連絡して内容を伝えました。

不動産屋の会社名を聞くので、名刺の会社名を伝えると、社長の知っている業者でした。
不動産屋に電話を代わると、また連絡すると言う事で不動産屋は帰りましたが、社長からは会って話がしたいことがあると言われ、大阪の会社に出向きました。


用件は土地の契約を解除して欲しいと言う内容。代わりに整地に掛かった経費は負担するとの話。社長と交わした契約書は1年契約で問題なければ自動更新になっています。
その契約があるので、掛かった経費は負担すると言うことです。

どうやら平日に会場の前の道路から、整地された土地と倉庫を見て、運送と重機を扱う会社から、賃貸の問合せがあったそうです。倉庫は会社の事務所に使いたいとのこと。
貸主の社長に月の賃貸料は聞きませんでしたが、経費を負担してまで解約して欲しいと言うのだから、私が借りている賃料とは比べ物にならないのでしょう。


不動産屋が会場に来たのはフライングで、貸主の社長は再契約の際に話をしようと考えていたみたいです。


私は当初、賃料の安さに驚きましたが、想定外の出来事です。
貸主の社長は考えて欲しいと言われるので、出資者の方と相談してから結論を出そうとその日は帰りました。


準備の経費が帰ってくるなら現時点では十分黒字になります。
季節のことも考慮し、慎重にシミュレーションしました。
自分では答えは出ていたのですが、出資者である昔なじみのチェーン店オーナーに今後のシミュレーションを伝えました。
答えは同じで、契約解除の方向です。


出資してもらった金額を返金しても、まだ収支は黒字になります。

こうして1年も経たずに四国でのフリマ運営は終了しました。
自分の人件費は計上していないので、結果的に安い賃金で働き、空いた時間は四国から卸売りの営業とヤフオクをしていたことになります。

主催者としての事業は、自分でフリマに出店し、知り合った出店者に色んな仕入先を紹介していただいたことから始まっています。
振り返れば、良いことも悪いことも経験と勉強をさせてもらったことに感謝しています。

またフリマでの出店、運営の経験と、四国から遠方への電話営業がネット通販やネット卸し、パソコンやスマホでの情報収集に傾倒していくきっかけになりました。



今回は今までで一番長い記事になりました。その割に「役に立つ情報」でない事はご容赦ください。
プロフィールに書ききれなかった、備忘録的な個人的ブログです。m(__)m

フリマと併行しながら続けていたヤフオクに興味のある方は、
オークションって儲かるの?」の記事をご覧ください。

次回からはまじめに「まじめな情報ブログ」のタイトルに沿った記事を掲載してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

>>> ”まじめなネットビジネス”一覧はコチラ
>>> ”その他お役立ち情報”一覧はコチラ


 kawkawへのお問い合わせ


kawkawkit

0 件のコメント:

コメントを投稿